変型のシール・ステッカー[全抜き]
カテゴリー : 樋口 シールのこと2016年08月31日
本日はシールの『形』についてのお話です。
つい先日オーダーいただいた変型ステッカーの写真画像がこちらです。
このようにオリジナルの自由な形状で型抜きしたもので、刃型で抜くことにより上紙のシールと下層のセパレーターを同じ形にしてあります。これを『全抜き』仕上げと言います。原紙はユポ#80で糊は強粘再剥離糊で、印刷後PPをラミネートしてあります。
全抜きしたままの状態ですとシールを剥がすのに一苦労となってしまうため、セパレーターにスリット(切り込み)を入れることにより扱いやすくしています。よってこちらの仕上げ方法は『全抜きウラスリ1本』という仕様になります。
セパレーターまで刃を入れずにシール層だけ型抜きしたものは『半抜き』仕上げと言います。
半抜き仕上げでしたらセパレーターにスリットを入れなくても剥がしやすくなります。
お客様へ直に配布するノベルティなどのシール・ステッカーにはこのような全抜きステッカーのほうがプレミアム感も増し、見た目の印象が良くなると思います。
反面、社内などで頻繁に使用するシールであれば半抜き仕上げのほうが効率が上がります。
シール専用印刷機では、印刷したあとそのまま同じラインでPP貼り、抜きまでスピーディーに加工できる長所がありますので、会社のロゴやキャラクターなど少し工夫した形で型抜きしたシールの作成もいかがでしょうか?
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