アミ点とシール印刷
カテゴリー : 樋口 シールのこと2016年11月01日
突然ですが『網点』という印刷用語をご存知でしょうか?
反対語は『ベタ』になるかと思います。
下の図をご覧いただければイメージを掴んでいただけると思います。
主力のシール印刷機である平圧印刷機や凸輪印刷機で印刷する際、
表面に凹凸のある版を作り、インクを版の凸部分にのせて紙に転写(印刷)していきます。
ひとつひとつの青い小さな点が網点のことで、青丸が凸部、白い部分が凹部(印刷されていない)となります。
『100%』というのはつまり、『ベタ』となるわけで、全面が青い四角となります。
こちらの図は大きく拡大したものなので、実寸で見た場合は一番左が薄青で右にいくにつれて青が濃くなっていくイメージです。
このように印刷色が1色でも、網点のある版でその色の濃淡を表現できます。ただ、印刷機によって優劣がありますので注意が必要です。
網点の表現力順にシール印刷機の順番付けをすると、オフセット>凸輪>平圧となります。
シール印刷のお見積りの際はどの印刷機の見積りなのか、をご確認いただくことをおすすめします。
もちろん印刷予定の絵柄デザインを一度見せていただければ私共で最適な印刷方法をご提案いたします。
<<前の記事 2016 ツール ド フランス さいたま クリテリウム
微粘着フィルムとは 次の記事>>