色の認識
カテゴリー : 吉田 シールのこと2016年11月17日
印刷の仕上がりの良し悪しを決めるのは「色」だと思います。
その「色」が発注者と製作者のイメージで差異があると不良品になってしまいます。
例えば、青色を想像してみて下さい。
下記の色で、みなさんが思う青はどれでしょうか?
見る方それぞれの青が頭の中にあり、そのイメージされた青色は第3者には汲み取れません。口頭や書面で伝えようとしても不可能です。
そこで印刷会社は色の基準となるDICやPANTONE、色見本を求めます。
色見本をいただければその通りに仕上げることが可能です。
それでも、カラーチップや色見本が無く製品を製作されたい場合は、本製品の印刷前に色校正をされるのをお勧め致します。
墨1色刷りの場合は必要ありませんが、多色刷りやフルカラー印刷の製品は、特にお勧め致します。
確かに、色校正を出すだけでもコストや時間はかかってしまいます。
しかし、色校正は本番に必要な色の認識を一致させ、双方のトラブルを回避する印刷物の保険です。
色校正を行わなかった為にNG品を量産してしまった場合、再度スタート地点に立たなくてはなりません。
ですので、綿密な打ち合わせよりも1回の色校正が最も有効な手段かもしれません。
満足できる印刷物がお客様のお手元に届くよう、弊社でも様々なご提案をさせていただきます。
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