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RGBとCMYKとは?

カテゴリー : 吉田 シールのこと2016年11月24日
ホクトエスピーブログ

yoshidasan9 吉田です。

前回のブログで、シール印刷時においての色の相違についてお話させていただきましたが、今回も前回に引き続き「色」に関するお話をさせていただきます。

今回は、データ作成時の「色」についてです。

 

イラストレーターやフォトショップ等のソフトでデータを作る際、カラーモードで「RGB」や「CMYK」といった言葉を目にしたり聞いたりしたことがあるかと思います。

RGBとは、「光の三原色」である赤(RED)、緑(GREEN)、青(BLUE)の3つの色の組み合わせで主に液晶ディスプレイ等に使われており、パソコンのモニターやスキャナー等はこのRGBカラーで色が表現されています。

一方CMYKとは、「色の三原色」であるシアン(Cyan)、マゼンタ(Magenta)、イエロー(Yellow)のことで、原理的には混ぜ合わせるほど黒色に近づくとされていますが、実際には完全な黒ではなく濃い茶色のような色になってしまうため黒に近いキープレート(Key Plate)を加えることで黒を表現しています。

RGBがパソコンやスキャナー等に使われるのに対し、CMYKは印刷物(紙媒体)等を制作する場合に使われるのが特徴です。

 

RGBとCMYKはどちらも色を作る上で基礎となる色ですが、両者の性質は大きく異なります。一番の違いは、RGBは「光の三原色」で混ぜ合わせるほど色が白くなるのに対し、CMYKは「色の三原色」で混ぜ合わせるほど色が濃くなるということです。

そして、RGBとCMYKは再現できる色の領域も異なります。RGBで作成されたデータを印刷すると全体的にくすんだ色味に仕上がってしまいます。

RGBで再現できる色であっても、CMYKでは再現できない色の領域があるのです。

 

「自宅のパソコンで年賀状を作ったけれど、印刷してみたら実際の色味が思ってたのとは違った…」という経験はありませんか?

それは、パソコンの画面で見ている色と印刷物の色とでは、発色そのものの仕組みが異なるからです。

パソコンのモニターで見ている色が「光」で表現されているのに対し、パソコンで作成したデータを紙に印刷する時、その紙に色を表現しているのは「インク」です。

ところが、一般的なインクではRGBカラーの全ての色を表現することは出来ません。

こうした問題を解決するには、パソコンで印刷用データを作成する段階でCMYKカラーで作成する必要があります。

 

せっかく作ったシールがイメージと違ってしまうことがないよう様々なご提案をさせていただきますので、お気軽にお問い合わせ下さい。