男のこだわり
今はもう古い考え方になってしまっているのでしょうが、私のような第二次ベビーブーム世代(現在42歳~45歳ぐらい)のビジネスマンは社会人になりたての頃、誰もが男の身嗜み・こだわりとして給料を貯めていつか高価な腕時計を買ってやるぞ、なんて目標を持ったものです。
当時世間で憧れの高級腕時計といえば、ロレックスをはじめ、オメガ、タグホイヤー、ブルガリなどでしょうか。私も先輩社員がつけているのを見て一目惚れをして、なんとかお金を貯めて購入した高級(と呼べる)腕時計がオメガのスピードマスターでした。
このブラックの文字盤が個性的に見え、使いもしないタキメーター(速度計測機能)や、自動巻きであることもお気に入りでした。
今考えるとこれが最初で最後の高級腕時計でした(笑)20代の独身時代は他に新車もローンで買いましたし、わりと金持ちだったんですね。
10年ほどでしょうか。使い続けましたがオーバーホールに最低数万円以上かかると知って手放したのでした。
それから10数年、安価な時計が壊れるたびまた安価な時計を購入して今現在にいたります。
とはいえ、好きで安価な時計を買っていたのではなく、やはりその時々で憧れの時計は存在しました。だがしかしその憧れが現実となることはなかったのでした。。
今所有しているのはツェッペリンというドイツメーカーのものです。
ガラスがドーム状になっているなど、クラシックモダンなデザインが好みでつけています。それと、悲しいかな、それほど安っぽく見えないのが購入ポイントでした。
そして今憧れの腕時計はウブロというブランドのクラシックフュージョンというモデルです。
ウブロの中で最もシンプルかつ安価なモデルですが、それでも80万円ぐらいするという頭の痛い腕時計です。
ついでに憧れのその上の、いわば夢腕時計もあります。ある日突然お空から大金が降ってきたら買います。
左がブレゲ、右がランゲ&ゾーネというブランドです。
価格は車一台分ですよ。それでもそれぞれのブランドの中では安価な方のモデルです。
今現在の平均的な新社会人、若手ビジネスマンの方はどのようなものに憧れ、お金を貯め、何にお金を使っているのでしょうか。
それともモノではなくサービス・経験などでしょうか。もしくは特に欲しいものなどない、なんてことも。
そんなことをあれこれ想像しているこの頃です。