訂正シールは本当に裏移りしないのか?
カテゴリー : 瀧 シールのこと2017年03月24日
価格修正やバーコードの訂正、急なパンフレットの内容変更の際に用いられる訂正シール。
この訂正シールには裏移りしないように裏にグレーの糊が加工されてあります。
詳しい訂正シールのご説明はこちらまで→https://www.hokutosp.com/seal/teisei.html
さてさて、では本当に訂正シールは裏移りしないのか?
今回は、一般的なコピー用紙(紙厚約0.09mm)に印刷されたホクトエスピーという文字にシールを貼った場合に、普通糊と訂正糊ではどれくらいちがうのかを実験しようと思います。
次の3種類(普通糊・訂正糊)のシールを貼ってみました。
・アート<73>とアート<73>訂正用(紙素材)
アート紙は発色が良いコート紙で最も安価なコート系タック紙です。
・ユポ#80とユポ#60訂正用(フィルム素材)
表面はマットな質感であり、フィルム素材の中では最も安価で耐水性のあるタック紙。(訂正用は#60のみとなります。)
・マットコート<70>とマットコート<70>訂正用(紙素材)
光沢のないタック紙ですが、印刷した部分は少々光沢が出るのが特徴。シールに落ち着きのある高級感を与えたい場合にオススメ。
結果は、
普通糊は文字が透けてしまっているのに対し、訂正用は問題なく消えています。
ですが、グレーの糊の影響で表地の色が暗くなっています。(特にアート<73>訂正用は他の2種に比べて最も暗くなっています。)
このように訂正シールは文字・デザインの裏移りはしません。
しかし、下地に書かれた文字がはっきり見えるわけじゃなければ気にしないというお客様は訂正シールでなくても良いのかもしれませんね。
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