シール印刷のホクトエスピーブログ
オンラインショップはこちら後払い可能

機能性タック紙 – マトリクス糊

カテゴリー : 樋口 シールのこと2017年07月10日

higuchisan9 <樋口です。

本日は『マトリクス糊』という特殊な糊についてご紹介します。

 

マトリクス糊の原反素材は下記の6種類となります。

ユポ#80強粘、ユポ#80強粘再剥離

透明PET#50強粘

銀PET#50強粘

白コートPET#50強粘

白消エンビ#100強粘

 

強粘か再剥離となり、糊そのものは一般的なものですが、普通は紙全体に糊付けがあるのに対して、格子状になっているのが特殊な部分です。

この格子状の糊がもたらす機能が、ある程度の大きさのシール・ステッカーを貼る際に生じる気泡の混入を防げる、ということです。

全面糊の通常のステッカーで大きいサイズのものは達人でもない限り気泡をまったくなくして綺麗に貼ることは難しいものです。

そこでこのマトリクス糊ならばエアの抜け道があるため綺麗に貼ることができます。また、少々の凹凸や湾曲があるものにも全面糊に比べると貼りやすいようです。

 

20170329085655こちらはユポ#80 マトリクス強粘の表面です。

20170329090025こちらは糊面です。糊付きは下のイメージ図のような格子状になっていることがわかります。

matrix_img01

 

このような糊付形状であることがマトリクス糊がメッシュ糊、エア抜き糊とも呼ばれる由縁でもあります。

よってガラス貼りステッカーやテーブルステッカーなど、広告用ステッカーを気泡の混入なく綺麗に貼りたい場合にお勧めできる素材です。