カノン
カテゴリー : 吉田の徒然なること2017年03月31日
カノンという言葉を聞いたことがありますでしょうか?
カノンとは、クラシック音楽において主題(元になる旋律=メロディー)を模倣しながら後続の旋律が次々に追いかけて演奏する様式の曲のことで、一般的に輪唱と呼ばれるものです。
そのカノン様式の楽曲で最も有名なのは、『ヨハン・パッヘルベルのカノン』ではないでしょうか。
このパッヘルベルのカノンはクラシックの中でも名曲とされていて、「クラシック音楽の名曲選」などと題されるCDには必ず収録されていると思いますし、卒業式など様々なイベントで多用される曲なのでおそらく一度は耳にしたことがある楽曲だと思います。
ではなぜ、パッヘルベルのカノンが有名なのでしょうか。
それは、楽曲のコード進行に秘密があるようです。
カノンはC-G-Am-Em-F-C-F-Gというコード進行を4小節単位で循環する黄金コードと呼ばれており、美しい曲や心に残る曲を作りやすいそうです。
ですから、パッヘルベルのいたバロック時代から現代まで400年以上も使われ続けていているというのも納得できます。
J-POPの中にもこの黄金コードを使った楽曲が何曲もあるそうで、このコード進行を使った曲はそのアーティストの代表曲になることも多々あるそうです。
400年も前に作られ、現代でも多くの人達の共感を得られるカノンの黄金コード。
これは、世紀の大発明だと思います。
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