ハイブリットシールとは
本日はハイブリットシールとはどのようなものか、についてご紹介いたします。
シールのカテゴリとしては両面テープに属するものですが、両面に紙と紙を貼り合せて接着させるところまでは普通の両面テープです。
ここから先が特殊で、貼り合せた紙同士を一度はがすと再接着しない構造になっています。
先日ご紹介した個人情報保護シールと似ています。
右の図のように青い線が糊部分で、それぞれ紙に接着する部分です。
2層の透明フィルムは中央の赤い線部分で擬似接着されているため、一度貼り合せた上下の紙を分離させる際に青線の糊の接着強度より弱い赤線の擬似接着部分が分離する構造です。
そのため、分離させた上下の紙それぞれに透明フィルムが残ります。
このような機能があるハイブリットシールは一般的にどのように利用されているのでしょうか?
それはキャンペーンなどの告知でよく見る『圧着はがき』です。たしかに届いたはがきを一度めくるともう貼り付かない仕様になっています。
二つ折りはがきの印刷後、中面をこのハイブリット両面シールで貼り合せているのが答えでした。
他にはこんな使い方もあります。
公共施設内にキャンペーン告知ポスターを設置することになりました。そしてそのポスター1枚につき応募券を100枚添付して自由に持って帰っていただくという内容です。
30mm角ぐらいの応募券を100枚、ポスターにハイブリットシールを使って貼りました。告知ポスターを見て応募したいと思った人はポスターから直接応募券を1枚はがして持ち帰ります。一度はがすとそこに応募券はもどすことができないので単に積み重ねて置いてある応募券よりキャンペーンへの参加効果が高まることになります。
ハイブリットシールの機能はいろいろな使い方ができる可能性があります。
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