たった○名…?たった○色…?
先日、ニュース番組で取り上げられた“とてもレアなある職業”が話題になっているのをご存知でしょうか?
それは【切手デザイナー】です!
切手やはがき、それらに関連した物品等のデザインと企画が主な業務内容。
何より驚くのが、そのデザイナーさんがたった7名しかいないのだそうです!
その希少な切手デザイナーを“3年ぶりに1名”募集する、ということで注目されているようです。(残念ながらすでに募集は締め切っています…)
そして、その特集を見ていてもう1つ驚いたことがありました!
1円、2円、3円やお馴染みの52円、82円などの普通切手はほぼ全て3色のインクのみで印刷されているとのこと…
まさか3色だけで印刷されてるなんて…と、インターネット上でもたくさんの方々が衝撃を受けたようです。(私もその1人です)
シール印刷ではあまり馴染みがありませんが、普通切手を印刷する際にはほぼ≪グラビア印刷≫を用いているのだとか。
グラビア印刷は、写真や美術印刷に適しており、週刊誌や写真ページで多く採用されてる印刷方法です。
3色しか使わないのですから、網点(細かい点を集合させて濃淡を表現する)を用いたデザインになります。
網点の細かさは『線数』という単位で表し、その数値が大きければ大きいほど質の高い印刷とされています。
通常のオフセット印刷ではほとんどが175線なのに対し、グラビア印刷の線数はなんと250~500線になるのだそうです!
切手の緻密な美しさは、切手デザイナーさんの高度なデザイン力とグラビア印刷のタッグによって生み出されたものだったのですね…
今では、裏が糊面になっている従来ののり式に加えて、簡単に貼れるシール式の切手も登場しています。
四角だけではなく、丸やハート・デザインに沿った様々な形の切手があり、グリーティング切手などかわいく凝ったデザインのものも近頃目に付くようになりました。
業務で切手を購入しに郵便局へ出向くことがあるのですが、「今日はどれにしようかな~」と私の中でささやかな楽しみになっています(笑)
今回は、これからの切手の見方が変わる(かもしれない?)ニュースをご紹介しました。
郵便物が届いた際には、一度切手をじっくり観察してみてください!