刷り色について
今回は、印刷物の刷り色であります「特色」というカラーについてご紹介します。
そもそも特色とは、CMYKカラーで再現できない色を表現するために特別に調合した単色インキのことを指します。
特色インキを使うことで、4色カラーでは再現できない深みのある色や、彩度の高い色を再現する場合、またカラー4色を必要としない単色(コーポレートカラーが決まっている会社名や商品名のロゴ、包装資材等)によく使用されます。
この特色を印刷時にご指示の場合は、実際の色見本をいただくか、特色を管理する各メーカーの「色見本帳」からお選びいただくことが大半になります。
よく知られている特色メーカーは、日本の化学工業メーカー「DIC株式会社」、アメリカに本社がある「Pantone社」、日本のインキメーカー「東洋インキ株式会社」などがございます。
ただ、同じ色見本帳でご指定いただいたカラーでも、印刷する材質や表面加工の材質により出来上がり製品の見栄えが異なる場合がございます。
その際は、実際の印刷物(色見本)をいただければその色に最も近い色でのご提案、印刷をさせていただきます。
これは、私も経験があるのですが、シールのご注文をいただいて版下データを製版部門へ入稿した際、「データがカラー4色になっていますけど、このまま製版しますか?」と確認され、慌てて特色データに作り変え再入稿なんてことがございます。
特色とカラー4色では刷り色や印刷方法、見積り金額も変わる場合がございます。
ですので、弊社にて作成したデータはもちろん、お客様からいただいたデータも事前打ち合わせと異なった時は、再度お打ち合わせやデータの校正、お見積りをさせていただくこともあるかと思います。
お客様におかれましてはご面倒かもしれませんが、その際は「より良い製品を作るため」とご了承いただければ幸いです。
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