白コートタックとは
本日は『白コート』と呼ばれるタック原紙についてご紹介します。
その名前からイメージするに、白色のコート紙かな?と想像すると思います。
見た目もたしかにそう見えるのですが、紙素材ではなく、PETフィルム素材になります。
一般的に『コート紙』と聞くと、ちらしやポスターに使われる少し光沢があって発色の良い紙素材を想像します。
ですが我々タック紙の業界では『コートタック』とはならず、『アートタック』で統一されています。
話を戻しまして、白コートタックの正式名称は『白コートPET#50 ○○糊』となるので、PET素材になります。
実際は銀蒸着のPET素材に白塗りを施した素材です。
よって裏面(糊面)はこちらの写真のように銀色です。
白コートタックのバリエーションとしては、厚みは#25(ミクロン)と#50を中心に、溶剤強粘、超トイシ(超強粘)、強粘再剥離などがあります。
また、白コートタックはベースがPETなので耐久性に優れます。白地のフィルム素材としてユポや白エンビがありますが、最も丈夫な素材です。
さらに、白地であること自体に価格的なアドバンテージがあります。
カラーの印刷をする場合、透明や金、銀地の素材は白の印刷を施さなければならない場合が多く、計5色でのお見積りとなるためです。
たとえばシャンプーボトルや化粧品に販売促進の目的で貼られているアテンションシールの素材はPETが一番おすすめです。
それはPET素材がピンと張った硬い素材だからで、空中に飛び出させるアテンションシールがユポなどの柔らかい素材だと時間の経過とともにお辞儀(曲がって印刷面が見えなくなる)してしまう可能性があるためです。
白コートはPET素材ですし、金PETや透明PETなどのように白1色の印刷を必要としないため、その分お安くなります。
最後に白コートは銀蒸着PET素材のため、『水濡れ(屋外使用)もOKな訂正シール』や『フィルム素材の隠蔽シール』としても使用できます。
このように白コートタックはいろいろと使い勝手が良いPET素材のシールです。お気軽にホクトエスピーまでご相談ください。
弊社取り扱いのシール素材全種はこちら http://www.hokutosp.com/seal/zaishitsu.html