日本語って面白い
カテゴリー : 吉田の徒然なること2018年11月30日
先日、色の事で調べものをしていたところとても面白い雑学に出会いました。
それは、日本語には緑・黄・紫・桃…と様々な色が存在しますが、「色に『い』を付けて形容詞にできるのは『赤・青・白・黒』だけ」というものでした。
そもそも形容詞とは、おもに物事の性質や状態を表し、言い切りの形(終止形)が「~い」となる言葉で、例えば「大きい山」の「大きい」や「美しい景色」の「美しい」などです。
ですから、「赤⇒赤い」・「青⇒青い」・「白⇒白い」・「黒⇒黒い」となって、「い」を付けて名詞から形容詞に変換できるのはこの4色のみだそうです。
たしかに、「緑い」とか「黄い」なんて言葉聞かないですもんね。
なんでも、赤・青・白・黒は古代からある色で日本語における色の基本形となり、「アカアカと」、「アオアオと」、「シラジラと」、「クログロと」のように副詞的にも使えるのも、この4色のみだそうです。
ただ、「~い」ではなく「~色い」で形容詞にできる色も存在しますが、それは黄と茶の2色だけしかありません。
「黄⇒黄色い」と「茶⇒茶色い」というようにこの2色は言葉に「色」が含まれて形容詞になります。
逆に言えば、無数にある色で上記以外の色は形容詞がありません。
まとめますと、日本語には色を表す形容詞が全部で以下の6色しかないことになります。
「~い」で形容詞になる色名
・赤⇒赤い
・青⇒青い
・白⇒白い
・黒⇒黒い
「~色い」で形容詞になる色名
・黄⇒黄色い
・茶⇒茶色い
日本語って難しいし、面白いですね。
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