リタックnon(ノン)/糊を使わない『自己吸着』シートとは <ガラス面推奨>動画あり
糊残りなく綺麗に剥がせる『リタック』や『リピール』という製品名の再剥離糊はシール印刷業界だけでなく一般的にも広く利用され、身近なものになりました。
再剥離糊は上質やアートなどの紙製タック、ユポやエンビ、PETなど様々なフィルムタックにも取り扱いがあり、糊の接着強度も微粘着再剥離から中粘着再剥離、強粘着再剥離と細分化されています。
再剥離シールといわれるものは糊強度の大小こそあれ、そこに『再剥離糊』という物質がついているからこそ、その性能が発揮されます。
そのため『糊残りなく綺麗に剥がれる』と謳ってはいるものの、剥がす時に本当にごく微小な糊の粒子が残る可能性は否定できません。
環境にもよりますが、透明で綺麗なガラス面に一定期間貼って、剥がした後に糊跡ゼロを保証するなんてことはできないのです。
そこで、今回のブログでは『糊による接着』ではない、『自己吸着式シート』であるリタックnon(ノンと読みます)をご紹介します。
素材は透明PET#50と発泡PET#50(マット調の白地フィルム)の2種のみとなります。セパレーター(剥離紙)はどちらも透明シートになります。
糊成分は一切使わず、シートフィルム接着面を特殊な形状・素材にすることで吸盤のように相手側へ接着していく、という性能です。
ちなみに『静電シート』と呼ばれるものとは異なります。
リタックnonの接着強度は微粘着再剥離と同等かそれ以下のため、貼れる場所としては『平滑性の高い』ガラス面やステンレス面に限定されます。
同じガラスやステンレスでも磨りガラスのような表面が凹凸仕上げになっているものは貼り付かないので注意が必要です。
反面、平滑面であればしっかり貼りつきますし、糊が無い分、容易に貼り直しできるのが特長です。
糊を使わない自己吸着シートのリタックnonのお見積りはこちらへどうぞ
http://www.hokutosp.com/seal/form.html
最後に、リタックnonをガラス面に貼る過程の写真と動画をアップします。ご参考いただければ幸いです。
最後に手でしっかりと表面をなでて空気を抜いたら完了です
分かり難いですが、上部から下部へ自然と吸着していく様をご覧ください。