トイシ用糊とは(シールの糊について)
カテゴリー : 瀧 シールのこと2019年11月29日
今回は、たくさんあるシールの粘着剤の中から「トイシ用糊」をご紹介致します。
このトイシ用糊は別名、「粗面用糊」と呼ばれており、接着面が平面ではなく、名前の通り粗面やシボのある場所に貼るための糊になります。
この糊を使ったシールは、主に工業用のシール・ラベル・ステッカーで使われていて、普通の強粘着では貼れないような場所でも、しっかり定着するシールです。
お客様の中には、シンプルにわかりやすく「超強粘」「最強糊」と呼ばれる方もいらっしゃいます。
ただし、このトイシ用糊にはデメリットがあります。
まず1つ目が、一度貼ったら剥がしにくいということ。
この糊を使用する場合、「とにかく剥がれにくい」ということに重点を置いたシールになるため、剥がすことを想定しておりません。
そして2つ目が、シールの端から糊が若干はみ出てくるケースがあるということ。
トイシ用糊の粘着剤は柔らかく、貼付け面(粗面)の隙間に粘着剤が入り込み、接着面積を平面と変わらないようにすることで、強い粘着を持っているのです。しかし、その粘着の柔らかさが原因で、シールの端からも粘着剤がはみ出し、ベタツキが残る場合があります。
この他にも糊の種類はたくさんあり、用途によって様々です。
ホクトエスピーでは、ニーズに合わせた最適な糊をご提案させていただいております。
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