黄セパと青セパの違いとは
本日はタイトルにありますように、シールの剥離台紙、つまりセパ(セパレーター)の色が黄色と青色の2種類あるのは何故か?
というテーマです。
たとえば最もポピュラーな上質タック紙、アートタック紙の一般糊についても上側は同じタック紙なのに下側の剥離紙は黄セパと青セパの2種類を品揃えしています。
セパの色については他に白セパ、透明セパなどありますが、今回はごく一般的な黄セパと青セパの違いについて掘り下げます。
実は私自身もシール印刷の業界に入社した当初はセパの色が違うのはメーカーの違いとかブランドの違いなのかなと思っておりました。
シールやステッカーは剥がして使うものだから、捨ててしまう剥離紙の色がどんな色でも構わないのではないか。そのような考えでした。
しかしやはり色分けには明確な理由がありました。原紙メーカーは複数社ありますが、そのほとんどが同じ理由で黄セパと青セパを区別していました。
と、ここまで話を引き延ばしておきながら、答えは単純明快なので拍子抜けでしたら申し訳ありません。
『黄セパ』の特徴とは・・・ある程度の厚みがあり、平置きでの保管に向いている
『青セパ』の特徴とは・・・黄セパに比べ薄く、ロール巻きでの保管に向いている
つまり、シールが製品に仕上がったときに
シートカット仕上げ(1シートに1~複数枚付き)で保管・使用していく場合は黄セパが適しているということ。
(青セパはシートカットした際にセパの反り返りが出やすく保管性が劣る)
ロール巻きの状態で保管・使用していく場合は青セパが適しているということになります。
(黄セパでのロール巻きも可能だが青セパより厚みがある分、ロール巻き自体のサイズが大きくなる)
以上、黄セパと青セパの違いについてのご説明でした。
セパの色の取り扱いについてはまだまだご説明しきれない部分・例外も多々あります。
シール印刷のお見積りの際に少しでも心配なことがありましたら是非お問い合わせください。
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