華麗なるイメチェン
1年くらい前のことになりますが、感銘を受けたお店のことを思い出し、投稿させていただきます。
写真が掲載できないのがもどかしいのですが、そのお店とは所謂カー用品店の最大手?『オートバックス』の東雲店に久方ぶりに訪れたときのことでした。
数年以上使用したフロアマットに穴が開いてしまったので、新しいマットを購入する目的でした。
駐車場に車を停めて、店内に足を踏み入れるまで、外観からはまったく気が付かないほどの変貌ぶりに驚きました。
ここはカー用品店ですか?と一瞬目を疑うほど。
それまでのカー用品店、いえ、この東雲店を除く他のお店は今でもそうだと思いますが、所狭しとカーグッズ、シャンプーやワックス、エンジンオイル、タイヤやホイールなど下から上まで天井に届くほどぎゅうぎゅうに目いっぱい陳列されていて、白い蛍光灯の下、タイヤゴムの香りがほのかに漂う『倉庫』的なイメージがありました。
ところが、こちらのお店はまったく違う。倉庫なんて印象はかけらもありません。
柔らかな暖色の照明、黒の金属パイプと木材を組み合わせたお洒落な陳列棚、その棚に全体の雰囲気を壊すことなくひとつひとつ『間』をとって商品が並んでいます。
そして漂ってくる香りは・・・美味しそうな珈琲の香り・・?
二度目の驚きですが、なんとお店の中央にスターバックスカフェが鎮座していました。いくつも並べられたソファーにお客がコーヒー片手に雑誌を読みながらくつろいでいるんです。
天井が高く、お客が解放感たっぷりにゆっくり買い物できるその光景は、さながらモダンな高級インテリアショップ。
思い切ってるなーーと感動すら覚えるリニューアルだと私は思いました。
はたしてこちらのお店はリニューアル後の売上が好調かどうかは知る由もありませんが、少なくともスターバックスの家賃収入があり、そのテナントのブランドイメージをも享受できていて、商売としても上手いなと思ってしまいました。
想像ですが、お父さんだけがカー用品店にひとり買い物にいくパターンが多かったのだと思います。奥さんや子供たちからすると退屈な倉庫(個人的印象です。ごめんなさい。)だったのが、お父さんが買い物や車の修理をしている間『ゆったりカフェタイム』できるならそれなりの来店動機になります。お父さんも誘いやすいですね。
オートバックスさんの東雲店、華麗なるイメチェン大成功ですね!と、お客の中の一人の私が僭越ながら称賛いたします。