シール印刷のホクトエスピーブログ
オンラインショップはこちら後払い可能

平圧印刷における亜鉛版と樹脂版

カテゴリー : 吉田 シールのこと2020年04月27日

 吉田です。

今回は、シール印刷で多く使われている凸版印刷の中でも特に平圧印刷の版について少しお話しようと思います。

凸版の説明としてわかりやすいのが、小さい頃に学校で作った覚えのある「イモ版」です。(例えが古いでしょうか…)

簡単に言いますと、スタンプです。

 

平圧印刷で使用する版は大きく分けて2種類ございます。

亜鉛版(金属版)と樹脂版(ナイロン版)です。

各版ともに様々な種類がありますので一概には言えませんが、一般的には

コスト(安価) 樹脂>金属

硬さ       金属>樹脂

耐久性            金属>樹脂

と言えます。

亜鉛版は金属版ですので樹脂版に比べ硬さや耐久性が勝っているのは当然です。その分樹脂版に比べコストがかかりますが増刷が何度も見込まれる製品に関しましてはこちらの版がおすすめになります。

逆に樹脂版は亜鉛版に比べ柔らかい版です。版が柔らかいということは印刷時の印圧を強くかければ版が少し潰れて文字や線がわずかに太るということです。

つまり、小さく細い文字や細い線など亜鉛版では擦れてしまったり表現出来ないデザインも樹脂版を使うことによって綺麗に印刷できる可能性がございます。

ただ、コストは金属版に比べ安いものの耐久性が乏しいため、増刷が何度も見込める製品にはおすすめ出来ません。

 

最後に、下記画像は左が亜鉛版、右が樹脂版にて印刷したシールです。

   

この画像ですとわかりづらいですが、右側の樹脂版で印刷したシールの方が文字・線ともに若干太っています。

ただ、印圧をかけすぎて文字が潰れたりということはなく、はっきりと印刷出来ています。

 

このようにお客様のご要望に沿ったご提案をさせていただきますので、どんな些細なことでも構いませんのでお気軽にお問合せ下さい。

 

お問合せはこちらから

https://www.hokutosp.com/form/index.html