「ピンはね」していいのは10%まで?
カテゴリー : 瀧の徒然なること2020年05月26日
先日、私が朝礼での本を読む番で、興味深い話が書かれていたのでご紹介いたします。
(朝礼に関する以前のブログ⇒https://www.hokutosp-blog.com/?p=2898)
それは、「ピンはね」という言葉に関することでした。
ブログのタイトルにも書きました「ピンはね」とは、ほかの人が得るべき金銭などの一部を奪い、自分のものにしてしまうことをいいます。
では、このピンはねの金銭の一部とは、実際はどのくらいなのかというものでした。
インターネットでの記事には、「50%もピンはねされている」など、本当なのか怪しい言葉も見られますが、語源から考えると50%どころか20%でも取り過ぎのようです。
ピンはねという言葉は、「ピン」と「はねる」という二つの言葉から成っているようで、「はねる」は漢字で書くと「撥ねる」(かすめ取る)という意味ですが、一方の「ピン」はポルトガル語の「pinta」が由来といわれていて、その意味は「1」。
つまり1割をかすめ取ることが、本来のピンはねだというものでした。
私もこの話を読むまでは、ピンはねの取られる金額は大体20%~30%くらいなのかなと思っておりましたが、ちゃんと本来は語源から「1割」と決まっているというのには驚かされました。(取る側に都合の良い解釈で「1部」という説もあるようです。)
この「ピンはね」ですが、多くの場合は雇い主や上司が行う行為であるため、ピンはねされる側は黙って従うしかなかったそうです。
ですが、現在では労使関係も改善してきており、私の周りの人たちも「給料をピンはねされた!」といっている人は誰もいませんし、悪しき慣習と認識されてきているのは良いことですね。
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