シール印刷のホクトエスピーブログ
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網点を印字すると

カテゴリー : 吉田 シールのこと2020年05月27日

 吉田です。

弊社ではシール印刷はもちろんですが、リボンによる熱転写プリンターを使った印字のご注文も承っております。

シールの材質や印字する色が基本的に黒という、印刷に比べますと条件が狭くなってしまいますがその分コストが抑えられたり短納期で仕上げられたりと、メリットもございます。

 

そんな印字のご注文をいただく中で、稀ではありますが網点が使用されているデータを印字させていただくこともございます。

データ内での網点の使われ方にもよりますが、あまり綺麗な仕上がりにならないという点から、網点を印字するのは「出来なくはありませんが、お勧めは出来ません」というのが正直なところです。

 

実際にいくつかのパターンで網点を印字してみました。

まずは、ベタを想定したもので上からK100%、K80%、K50%、K30%になります。

K100%は綺麗に黒が印字されていますが、80%は100%が少し擦れたような感じになり50%と30%もムラが出てしまいます。30%に関しましては、写真だと薄っすらと見えていますが、実物はほとんど印字が見えません。

 

次は文字の網点になります。

  

太い文字と細い文字で網点の比率は上記と同様です。

こちらもベタと同様な仕上がりになり、細い文字の30%はほぼ見えません。

文字の網点に関しましては、フォントや級数によって上記以上に見えづらかったり、逆にもっと綺麗に出る場合もございます。

 

このように、網点を印字しますと擦れたように見えたり、印字していることすらわからないような薄さだったりという点でお勧めは出来ません。

 

ただ、冒頭でもお話しました「出来なくはありませんが…」という部分です。

上記サンプルのように網点の印字は出来なくはないんで。出来るんです。

 

網点が入っているデータを印字でというお客様のご事情もあるかと思います。

その際は細かな打ち合わせやサンプル作成を含め、出来うる限りのご提案をさせていただきますので印字に関するご不明な点などございましたら、どうぞお気軽にお問合せ下さい。

 

印字に関するご紹介は⇒https://www.hokutosp.com/inji/index.html