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諸々の事情で・・

カテゴリー : 樋口の徒然なること2020年07月08日
ホクトエスピーブログ

 <樋口です。

本当に日本語・漢字は複雑で難しい。。

いくつになっても覚えられない漢字・用語が無数にあるわけで、さらに和製英語や時事単語などが追加され、いつの間にか使われなくなったり、時代ごとに意味が変化していったり。

外国の方が日本語を勉強するのは本当に大変だろうなと、しみじみと思います。

 

そんなところで、タイトルの日本語。どう読みますか?

もろもろのじじょうで・・

もしくは

しょしょのじじょうで・・

 

お恥ずかしながら、どちらで読んでも間違っていないと思い込んでいました。

おそらくですが、

諸所の〇〇で・・

この『諸所』は「しょしょ」と読むのが正しく、『諸々』と『諸所』を混同して覚えていたのでしょう。

さらに『諸所』の意味はいろいろな「場所」で、を指すため

諸所の事情で・・という使い方は×となります。過去にそうとは知らずに変換してメール等で送ってしまっていたかもしれません。。

加えて

『諸般』の事情で・・

しょはんのじじょうで・・と読みますが、

諸々(もろもろ)の事情で・・

諸般(しょはん)の事情で・・

どちらも同じ意味なので、なぜ「もろ」と「しょ」で分けたんだ。。と不貞腐れます。(←ふてくされる、漢字があったんですね。変換で出てきました)

あ、諸事情(しょじじょう)で・・にすれば文字数が減るなとか。

 

いまさら日本語の複雑難解さに文句をつけても無意味ですが、冷静に考えれば日本語というものが一度に全部作られたわけでなく、長い時間をかけて語数を増やしていったのだろうなと想像できます。

 

そうか、日本人の「真面目さ」や「きめ細やかさ」が、同じ意味でも少しだけニュアンスが異なる日本語を次々と生み出していったのですね。日本語の難しさはつまり、日本の美しい文化なのですね。

 

そう考えることにします。