高級感のあるシールを作るには
シールに高級感をもたせるには、どうすればよいでしょうか?
写真画像を使う、秀逸なデザインを使う、シールの形にこだわってみる等、色々な方法がありますが、私が思う高級感のあるシールは、「マットPP加工」が施されたシールです。
そもそもこの「PP加工」とは、印刷後に行う表面加工のことで、PPとは「ポリプロピレン」の略です。
印刷物の表面に、透明のPPフイルムを貼るので、水や汚れに強く、さらに破れにくいように印刷物を保護します。
このPP加工には、ツヤありの「(グロス)PP」と、ツヤなしの「マットPP」の2種類あります。
さて、冒頭にもお話したとおり、今回ご紹介するのはツヤなしの「マットPP」です。
マットPP加工の最大の特徴は、手触りと質感です。高級感があり、シックでしっとり落ち着いた印象が生まれます。
ちなみに、ちょっと古いかもしれませんが、漫画「DEATH NOTE」の単行本の表紙にも使われている加工です。
ただし、このマットPP加工を施す際には、いくつかの注意点があります。
一つ目は、色がくすみます。マットPPは磨りガラスのような半透明のフィルムです。黒色等の濃い色のデザインに加工すると、ほんの少し白っぽく(グレーのように)見えます。
二つ目は、マットPP加工は摩擦や爪のひっかき傷が目立ちやすいということです。濃い色の場合は特に目立ちますので、運搬や陳列時には十分気を付けていただければと思います。
最後に、「グロスPP加工」と「マットPP加工」を比較すると、マットPP加工はより費用が掛かります。マットPPフィルムの方が高単価であることがその理由です。コスト重視で高級感を想定される場合は、グロスPPとマットPPの両方のパターンで見積りをいたしますので、ぜひご相談ください。
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