手作りマスクとゴム紐のコーヒー染め
10月も終わりですね。私は日常的にマスクをつけるようになってからまったく風邪をひかなくなりましたが、涼しくなってまいりましたので油断せず今後も手洗いうがいを頑張ろうと思います。
さて、今更ですが冬に向けて、そして「またマスクが売り切れるかもしれない」という思いからマスクを作ることにしました。
今年2月コロナ感染拡大の最中、大人以上に手に入らなかったのは子供用マスク。手作りマスクは子供の為に作り始めたのがきっかけです。
2月ごろに作った子供用マスクはもう、子供ですから汚しますし無くしますしボロボロになりました。(笑)
また新しいものを作るのであれば大人用も一緒に、と作り始めてから気付いたのが耳にかけるゴムの問題です。
調べれば調べるほど色々な種類のゴムがあるんですね~。奥が深い。
そして色々な柄のマスクを作っていて思いました。
ゴム紐の白さが浮く…。そうだゴムを染めよう!
最初に考えたのは藍染でした。藍染は抗菌、防臭、紫外線対策、喉の乾燥予防にも優れているそうで、なんてマスク向きなんでしょう。
ですが藍染など素人の私が自宅でできるはずもないですし、工房や体験施設などは近くになく、少しハードルが高かったので色々調べた結果、家で気軽にできて色もいい感じなコーヒー染めに挑戦することにしました。
まずは下準備です。
●用意するものは
・牛乳もしくは豆乳
・水(牛乳と同量程度)
・染めるものを入れるボウルや桶
何故牛乳?と思われると思いますが、コーヒーの色をしっかりと布に馴染ませる為に必要なんだそうです。布に牛乳や豆乳のたんぱく質が付着することによって、コーヒーの色が浸透しやすくなるそうですよ。私は豆乳を使いました。
マスクのゴム紐をボウルに入れ、その上から豆乳をひたひたに浸かる位に入れて2時間放置します。
2時間たちましたらギュッと絞り、陰干しをします。
完全に乾くまで待ちます。
●染めるときに必要なもの
・コーヒーの粉のかす、もしくはインスタントコーヒー
・鍋
・水
下準備でゴム紐が完全に乾いたら鍋に水とコーヒーのかす、もしくはインスタントコーヒーを入れて沸騰させます。
インスタントコーヒーの場合はその後弱火で布も一緒に煮込むようですが、私はコーヒーのかすと、今回は布ではなくゴム紐なので割愛します。
コーヒーかすの場合はザルなどで粉をこし、その中にゴム紐をつけこみます。
布の場合はまた違うようですが、ゴム紐の素材が色を吸収しにくい感じでしたので私はたまに色を見つつ、2日ほど放置しました。
●色落ち止めに必要なもの
・塩(もしくはミョウバン)
次は色落ち止めです。せっかく染まっても洗濯していくうちに色が抜けてしまってはもったいないのでここで繊維に色を定着させるという工程が必要になってきます。
今回私は初めて染め物をするので知らなかったのですが、なるほどと思うところでした。
ミョウバンというものを使うといいらしいのですが、家にない人は塩でいいらしいので塩を使います。
ゴム紐つけこんでいるボウルのなかに塩をふって混ぜ、また1日待ちました。
色止めをしたら水ですすぎ、乾かして完成です。
左が染める前
思い立ったら家にあるもので出来るので、今度はまた違ったもので試してみても楽しそうです。