パントーンについて
カテゴリー : 折田 シールのこと2021年02月05日
本日はパントーンについてご紹介いたします。
まず、パントーンとは色を指定する際に基準となる色見本のことです。
例えば、青といっても青が示す色の幅は広く、且つ個人の感覚により想像する色に差がございます。その認識の齟齬を防ぐために用いられるのがパントーンなのです。
パントーンは使用する業界、材質ごとに種類が分かれています。
印刷物へのパントーンは[印刷・グラフィック向け]の[ソリッドカラー] [プロセスカラー] [パステル、ネオン、メタリックカラー]がございます。
また、さらに細かく見ていくとソリッドカラーには末尾がCとUのものが有り,Cはコート紙(Coated)に印刷した時の仕上がり色見本、Uは上質紙(Uncoated)に印刷した時の仕上がり色見本です。
写真の様に同じ番号でもC,Uでは色味が異なります。これは上質紙に印刷を行うと少し沈んだ色になってしまうという特徴によるものです。
コート紙に印刷の際は末尾がCの物を、上質紙に印刷の際は末尾がUのものから選んでいただくとイメージと仕上がりとのずれが抑えられます。
余談ではありますが、PANTONE社はカラー・オブ・イヤーとして毎年、その年のテーマカラーを発表しています。
今年は「アルティメット・グレイ」と「イルミネイティング」の2色が選ばれました。
皆さんもデザインに取り入れてみてはいかがでしょうか。
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