CPU(Central Processing Unit)について
今回は、「CPU(Central Processing Unit)」についてのお話です。
パソコンの重要な要素として、「OS(オペレーティングシステム)」「プロセッサ(CPU)」「メモリ」「ストレージ(HDD、SSD等)」があります。
OSやメモリ、ストレージについては、ある程度理解できている人も多いかと思いますし、選べるパーツも大体決まっています。
ですが、CPUについては、種類がたくさんあり、搭載するCPUによって価格やパソコンの性能は大きく変わるため、どう選ぶべきなのか迷っている人も多いと思います。
そもそもCPUとは、パソコン上の計算処理や制御を行う頭脳部分にあたるパーツです。
パソコンの頭脳となる部分なので、その性能が高いほど処理するスピードは早くなります。
CPUはこの20年で大きく技術が向上しているので、メールを送る程度なら低い性能のCPUでも十分動作しますが、動画処理(画像処理)やたくさんのソフトを同時に利用する場合などは、CPUの性能が高いものを使用しないと動作が遅くなったり、固まってフリーズしたりします。
このようなパソコンの根幹となるCPUを選ぶ際の重要なポイントは、自分がパソコンを使って何をするのか(どれ位の処理能力を必要とするのか)ということです。
まずはCPUの処理能力を理解するにあたり、CPUの名前(型番)の見方からご説明します。
CPUには「Intel Core i7-8700K 3.70GHz」というような名前(型番)が付けられており、一見暗号のように見えてしまいます。
例としてこのCPUの型番を分解してなにを意味しているのか説明していきます。
「Intel Core i7-8700K 3.70GHz」は「Intel」、「Core」、「i7」、「8700」、「K」、「3.70GHz」というように分けられます。
・「Intel」はCPUの製造メーカーを表し、大手では他に「AMD」があります。
・「Core」はブランド名を表し、「Pentium」や「Celeron」など構造や性能によって分けられています。
・「i7」はシリーズ名を表し、他に「i3」「i5」「i9」などがラインナップされています。基本的には数字が大きいほど性能が高いです。
・「8700」はプロセッサーナンバーと呼ばれ、こちらも基本的には数字が大きいほど性能が高いです。
・「K」は主に販売されているパソコンのカテゴリーを表しています。
・「3.70GHz」はクロック周波数(動作周波数)を表し、電気を「OFF(0)」か「ON(1)」にする速度を示しています。
このように読み方がわかれば型番からどれくらいの性能なのか(どれくらいの処理能力があるのか)がわかってきます。
特に重要なのは、「ブランド名」・「シリーズ名」・「プロセッサーナンバー」の3点です。
長くなってしまったため、一旦ここで区切らせてもらいまして、次は「ブランド名」・「シリーズ名」・「プロセッサーナンバー」からわかるCPUの特徴やコア数についてお話したいと思います。