訂正シールについてご注意いただきたいこと
樋口です。
本日は『訂正シール』についてのお話です。
冊子やパンフレット、封筒等に誤植や変更が生じた場合や、下の文字等を透けて見えないようにする場合に有効なシールです。
紙の厚さにもよりますが、ほとんどの白地のシール素材はそのまま貼った場合は下にある絵柄が透けて見えます。
そこでこちらの写真のように訂正用シールは糊にグレーを着色させて透けて見えないようにしてあります。
ですが、こちらの写真でも分かるように、同じアート紙のシールでも訂正用のシールの白地(右)はグレー糊の影響でもともと白色度が低くなります。
たとえばこちらの美味しそうなサラダの写真がコート紙に印刷されているカタログがあったとします。
ところが具材の変更が生じて写真を差し替える必要があり、訂正シールで対応することになりました。
その場合、私共からお客様へご注意いただく点として、特にお皿の白い部分はカタログのお皿の白に色合せすることができない=少し暗い色に見えてしまうということです。
理由は紙白(かみしろと読みます)がもともと違うのでまったく同じ白色にすることは物理的にできないためです。また、インクにも透過性があるため、たとえばレモンの皮やレタスのグリーンも若干暗く仕上がってしまう可能性があります。
つまり訂正シールはコストやスピードでメリットもある反面、紙白がもともと暗いために色合わせがうまくできないというデメリットもあります。
ちなみに紙素材の訂正シールは上質訂正、アート(またはミラコート)訂正、マットコート訂正の3種類ありますが、白色度で言えばマットコート訂正が最も白く、最も暗いのが上質で、その中間がアートになります。
訂正シールのお見積りはこちら http://www.hokutosp.com/seal/form.html