シールの退色を比較してみました
弊社では宣伝を兼ねて通りに面する窓ガラスにシールのサンプルを貼りつけています。こちらがその様子です。(この写真は2021年5月28日撮影)
こちらの宣伝を始めて約1年が過ぎましたので、貼ってあるサンプルにどのような変化が出たかを見比べていきたいと思います。
下記がサンプルが貼られている環境です。
・屋外(窓ガラスなど平滑な面)での使用
・屋根があるため直射日光ではない
・雨などに直接晒されてはいない
・貼り付け後約一年が経過している
現在(2021年10月8日)との変化を見るために、同時期に印刷をかけ「暗所保管」されていたシールを並べています。
①セールシール
印刷の仕様:PET素材に逆版で各色+白ベタ、プロセスインキ使用
写真の上段:暗所保管分、下段:貼られていたサンプル
色の違いが一目瞭然で、特に赤、黄色系のインクは退色が顕著です。
セールシールは短期屋内使用を目的としているため耐光性は持たせておりません。
一般的には1位黄色、2位赤、3位青、4位黒(墨)の順で紫外線に弱く退色しやすいと言われていますが今回は赤への影響がより強かったようですね。
恐らく夏になり紫外線も強くなったことで急激に退色が進んだものと思われます。
②スタッフパスシール緑、青
印刷の仕様:サテン素材にUVインキ使用
写真の左:暗所保管分、右:貼られていたサンプル(青は色を見比べやすいように画像を左右反転しております)
UVインクを使用していることと青系統の色だということもあり、セールシールほど極端な色の変化はありません。
しかし貼られていたサンプルはどちらも色が少しかすんでしまっていますし、印刷をかけていない白いサテン地も黄色く変色してしまいました。
③感染防止対策シール
印刷の仕様:YUPO紙に超耐光インキで1色印刷+サンカットラミ貼
写真の左:暗所保管分、右:貼られていたサンプル
やはり、赤、黄色系の印刷は超耐光インキとサンカットラミを使用した場合でも色の差ははっきりと出てしまいますね。
(サンカットラミについてはこちらで詳しくご紹介しております https://www.hokutosp-blog.com/?p=3280 )
とはいえ、プロセスインキのセールシールと比べるとかなり色褪せを抑えてくれていることが分かります。
以上いかがでしたでしょうか。
用途によって耐光性の有無や適した基材は変わってまいります。
例えばセールシールのような短期使用を目的としたものには耐光性は必要ないかと存じます。
この用途の時はどうしたら・・・などご相談、ご質問がございましたらこちらよりお問い合わせください。
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*気候や使用状況により退色、変色の進行具合は異なります。今回の写真はあくまでも1例として見ていただけますと幸いです。