アートタックとは・・・カラー印刷用で最もポピュラーなコート系タック紙
<樋口です。
先日はシール印刷業界で最も売れている印刷用タック紙である『上質タック紙』についてのご説明をいたしました。
今回はカラーの印刷に最適でコストパフォーマンスも高い『アートタック紙』の特性・特長についての投稿をいたします。
アートタック紙も上質タック紙と同様に、原紙に糊付けをして、糊面保護のセパレーター(剥離紙)をセットした2層構造のタック原紙となります。
カラー印刷を施す一般用紙として最も色の再現性が高いのは微光沢のコート紙と言われています。
その理由は、より自然で綺麗な発色とするために印刷用紙に必要な3要素(強すぎない光沢・高い平滑性・白色度の高さ)を持ち合わせているためです。
このコート紙を使ったシール用紙が『アートタック紙』となります。
なぜ、わかりやすく『コートタック紙』としなかったかは、よくわかりません。。
それではまず、一般的なコート紙の特徴についてまとめてみます。
・つるつるとして光沢があるため清潔感・高級感があるなど、印象が良くなる
・表面の平滑性が高く、写真やイラストの色を綺麗に印刷することができる
・比較的インクの乾きが早いため、生産性が上がる
・鉛筆で書き込む用紙には不向き
このコート紙+糊+セパレーター=アートタック紙 となります。
続いては、アートタック紙の特性や特長について下記6項目をご説明します。
1.最もポピュラーかつオールマイティーなタック紙
モノクロ印刷でもカラー印刷でも絵柄を問わず綺麗に印刷可能なタック紙です。
2.厚みが選べ、安価である
コート系のタック原紙としては最も安価で、紙の厚さも<73kg>、<90kg>、<110kg>、<135kg>から選べます。
3.追加の加工がしやすい
印刷面の保護にラミネート加工や、高級感の演出のための箔押し、切り取り用ミシン目入れなど、後加工もしやすいタック紙です。
4.糊の種類が豊富
アートタック紙の糊の種類は下記の様に豊富な取扱いがあります。シールにいろいろな機能を持たせることができる、ということを意味します。
普通糊・冷食用・強粘・トイシ用(超強粘)・弱粘再剥離・強粘再剥離・超強粘再剥離・訂正用グレー糊・訂正用シルバー弱粘再剥離糊・繊維用溶剤糊
5.破れる
すぐ開封して使う商品パッケージの留めシールなど、指で簡単に破れることが必要な場合にも対応しています。
6.インク以外の印刷機(出力機)にも汎用性が高い
連番シールやバーコードシールなど、可変情報の印刷には版が不要のオンデマンドプリンターで出力することでコストを抑えることができますが、一般的な印刷用インキではないプリンター用トナーやインクジェット用インキにも対応しています。
本日は、シール原紙の中のオールラウンダー、どれにするかで迷ったらこれで間違いない!アートタックについてのご説明でした。
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