ステッカーにエンボス加工
カテゴリー : 瀧 シールのこと2022年05月31日
今回は少し特殊なエンボスシールを作成いたしました。
そもそもエンボスとは、型押しによって紙に凹凸のクセ付けをして、図形や模様を表現する加工法の事です。
この「紙に」というのが重要で、エンボス加工のシールを作成するときは金や銀のホイルタック紙を使用します。
一般のタック紙に金や銀をアルミ蒸着させたホイルタック紙だからこそのクセ付けができ、他のタック紙やタックフィルムではきれいに凹凸を表現できないためです。
ただ、今回はあえてユポフィルムにPP加工(シールの表面に透明の保護フィルム貼り)をしたステッカーにエンボスを無理やり施してみました。
ただでさえ、ユポフィルムはエンボスによる模様のクセ付けがしにくいのに、さらにPP加工までしたらまったく浮き上がらない可能性もあります。
そんな不安の中、出来たシールはこちらです。
「ちょいサステナブル」の黒文字に合わせてエンボスが施されております。
凸模様が見えにくい為、あえて蛍光灯に反射させて撮りました。
ちゃんと黒文字部分の光が屈折しているのが分かるかと思います。
裏面はこのようになっております。
こちらはエンボス加工した凹みが見て取れますね。
正直な話をすれば、やはりホイルタック紙以外にエンボス加工はおすすめできません。紙タイプと違いフィルムは時間がたてば凹凸が無くなってしまう可能性もありますし、手で触ったり光に照らしてやっとわかるレベルの凸模様です。
ですが、最終的には普通のステッカーにはない文字が光ってみえる存在感、そして手触りが印象に残る素晴らしいステッカーが出来上がりました。
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