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ニッチだけど機能性が高いシール素材!『白コートタック白糊』について

カテゴリー : 樋口 シールのこと2022年08月02日

 <樋口です。

 

かなり前の投稿ですが、白コートタックという機能性の高いシール素材についてご説明しました。

<白コートタックとは> https://www.hokutosp-blog.com/?p=2328

 

本日はこの白コートPET素材のタック紙の中でも最もニッチな『白糊』についての投稿となります。

 

白コートタックの特徴を簡潔にまとめれば、アルミ蒸着PETフィルム素材、表面は白、糊面(裏面)は銀色の素材となります。

アルミ蒸着フィルムそのままだと表面も銀色なので、カラー印刷がしやすいよう表面を白染めして白色の紙と同じようにしているイメージです。(実際は地の銀色の影響で少し暗めの白となります)

上記のように通常の白コートタックは裏面は銀色になっています。それは糊というものが通常は透明色だからそう見えます。

 

 

この糊を白で着色したのが『白糊』であり、この白コートタック白糊は表も裏も白であることが特長となります。

手前が表面で、奥が糊面(剥離紙が透明光沢フィルムのため蛍光灯が写り込んでいます)です。

 

特長であると申し上げましたが、皆さまにはこのようにつっこまれると思います。

『表も裏も白であるタック紙なんて、一般的なタック紙である上質タックやアートタック、フィルムではユポタックをはじめ白エンビタックなど、ほぼあてはまるのでは?』

 

はい、その通りです。『両面白』という部分は白いタック紙にはほとんど当てはまる内容です。

ただひとつ、この『白コートタック白糊』にしか実現できない重要な機能があります。

 

・・それは『透けない』という、とてもシンプルかつ重要な機能です。

ここで質問です。片面に印刷したものが透けないことで、どんなシールが作成できるのか?

 

勘の良い方はもうお分かりかもしれません。そうです。白コートタック白糊は両面ステッカーの作成に向いたタック紙です。しかも、より早く・より安価に作成できるのが長所です。

 

これまでも今現在も、両面ステッカーを作成するための最も一般的な方法はコンシールユポという遮光紙を使用するやり方です。この遮光紙には糊がついていません。

まず両面を印刷したあと、片面に糊引きと剥離紙のセット、その反対の面にはラミネート加工を施す、という手間暇かかる方法です。

 

そこにこの白コートタック白糊の登場のおかげで工程数とその費用を抑えることができるようになりました。それでも両面ステッカーは高価なものに違いはありませんが、作成方法によってコストパフォーマンスを上げることができるようになったことは良い点です。

 

ただ、コンシールユポを使用した両面ステッカーと、白コートタック白糊を使用した両面ステッカーでは、大きく変わる点がひとつあります。

それはステッカーの『厚み』です。前者のほうが3倍ほど厚みがあります。

 

私の主観で恐縮ですが、両者を比較検討する際のご参考にしていただけるのは、作成する両面ステッカーの「サイズ」です。

ステッカーのサイズがA5サイズ以上になる場合はコンシールユポ両面ステッカーのほうが使い勝手が良く、はがきサイズ以下であれば白コートタック白糊の両面ステッカーに軍配が上がると思います。

 

以上、本日は白コートタック白糊についてのご説明でした。

 

両面ステッカーのお見積りは下記お見積りフォームからもお気軽にお問い合わせください。

https://www.hokutosp.com/seal/form.html

シールの品名に「両面ステッカー」とご記入いただければ、『材質』などの選択チェックは『分からない』で結構です。