銀艶と銀消 白引きはどちらのほうがより白くなる?
<樋口です。
本日はマニアックな色比較の内容をお届けします。
タイトルについて、詳しくご説明すると以下の内容となります。
銀色のホイルタックは『ツヤ』と『ケシ』の2種類ありますが、どちらかを使って白と4色カラーで印刷する予定です。
当初は白地のタック紙に4色印刷+銀箔も考えましたが、上記の方法なら箔押しが無いので費用を抑えられますし、銀色部分の細かなエッジ部などはより精細に表現できます。
よってこちらのシールは地の銀色を生かす(インクを乗せない部分がある)デザインとなるため、ツヤとケシのどちらかで地色の白がより白く見える方にしたいです。
さて、このような目的がありますので、やはり同じデザインを両方の銀ホイルタックに印刷してみて実物で判断するのがベストです。
上が銀ツヤホイルで下が銀ケシホイルです。
私はどちらがより白く見えるのかの事前予想はしていました。
白インクを乗せるとどちらがより白くなるのか?普通に考えたら、もともと白っぽい「銀ケシ」のほうが白くなるだろうと。
そして両方の印刷サンプルを並べてみた結果です。左が銀ケシ、右が銀ツヤです。地色の銀を見せているのが緑色の▼●▼マークのところです。
まったく予想が外れ、『どちらもほぼ同じ』が正解だったようです。
ただ、より細かく何度も見て比較してみると、銀ケシの方は「ほんの少し青みがかったシャープな白」、銀ツヤの方は「ほんの少し黄色味を感じる優しい白」に見えました。
これは私個人の眼で見た印象ですし、インクのメーカーが異なればまた違う結果になったかもしれません。
最後に結論です。
銀艶ホイルと銀消ホイルに白引きをする場合、どちらも同じくらいの白になります。
よって、銀色の地を見せる部分をツヤにしたいかケシにしたいかで最終ジャッジとして良いと思います。
(ただ、個人的には銀艶のほうがおすすめです~。)
銀ホイルタック、銀PETタックはとても奥が深いタック紙だと思います。
黄色を印刷すれば金のような色になりますし、赤を印刷するとメタリックレッドになります。デザインの幅も広がる素材です。
シール印刷のお見積りもお気軽にご相談ください。
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