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洋服のサイズシールの刷り色問題

カテゴリー : 樋口 シールのこと2022年11月01日

<樋口です。

本日はタイトルにありますように洋服屋さんで販売している、商品に貼るサイズ表記シールについて刷り色のご提案です。

みなさまも店頭でよく目にされるであろうこのシール、サイズやデザインはいろいろあるかと思いますが、普通のシールではありません。

 

まず素材が紙ではありません。破れにくいフィルム素材が使われています。さらに透明や半透明の素材にすることで洋服のイメージが変わらないように配慮しています。

糊も一般的なものでなく、湿気や温度等の環境変化にも耐性が高く、衣服に糊移りしない糊剤を使用しています。

サイズシールはお客様および販売スタッフが商品についている下げ札やタグの小さな表記を探すことなく一目でサイズが分かる目的で貼られています。

よって、シール自体のサイズや形状、刷り色に関しても視認性の高いものがベストです。

 

さて、透明素材を使用することが多いサイズシールですが、今回のテーマである刷り色については何色が良いのでしょうか。

服の色がどのような色でも最も見やすい色とは・・・色の中で最も濃色である黒、または一番明るい色である白です。それは間違いありませんが・・・。

 

このように黒の洋服や素材に貼った場合は残念ながら黒文字の視認性はよくありません。逆に白文字にすれば視認性はとてもよくなりますが白い洋服に対しては同じことになってしまいます。

このような理由からサイズシールは黒と白の2色で印刷することが多いようです。黒文字のフチ部分を白で囲った文字にしてみたり、黒文字と白文字を交互に並べたりと。

それはそれでどんな色の洋服でも視認性が高くなるよう工夫されたシールですが、今回の投稿は『たった1色でもOKな色があります!』とお伝えしたいです。

 

それは『銀色』1色です。銀色なら洋服の色が真っ黒でも真っ白でも、視認性は高いです。

それに銀色の服はなかなかありません。

 

 

では銀色に近い色、グレーに対してはどうでしょうか?見えにくくなる予感もしますが、試しに銀色に近いグレーのウール素材に貼ってみました。

いかがでしょうか?グレー色に対しても問題はないと思います。

 

まとめとして、サイズシールに関して銀色1色の印刷にする場合、下記メリットが挙げられます。

・刷り色を銀色にすることで高級感が生まれる

・2色よりも1色の方が版代と印刷コストは低くなる

・1色のため見当ズレの発生がなく、印刷機の試運転で発生するヤレ(捨てる部分)が少なくなる

 

いろいろな工夫がつまった洋服のサイズシール。ホクトエスピーでは銀1色のサイズシールカスタムオーダーも承りますのでお気軽にお問い合わせください。

 

黒と白の2色で印刷した定番のサイズシールもオンラインショップで販売しております。こちらもご利用いただければ幸いです。
https://www.hokutosp.com/onlineshop/size-seal.html