色違いのシール
デザインが違うシールを作るのと、同じ(色だけが違う)シールを作るのとでは、どちらの方が安く作ることができるでしょうか。
例外もありますがほとんどの場合、デザインが同じシールを作った方が安くなります。
先日、このような2種類のシールを作成いたしました。
こちらのシールは同じデザインと材質を使用していますが、色だけが違います。
2種類のシールを作る際に、デザインは変えずに色のみを変えることで、なるべく安くシールを作成したのです。
では、なぜデザインを変えなければ安くなるのか。実際に作成金額のどの部分が安くなっているのか。
そのポイントを2つご説明いたします。
1つ目は、版代と型代が安くなるということ。
例えば、違うデザインのシールを作る為には、それぞれのデザインに合わせて刷版と抜き型が必要になります。
ですが、同じデザインにすれば、1つの刷版と抜き型を流用して作成することができます。
つまり2つの別々のシールを作る時と比べれば、版代・型代を半分に抑えることができるということです。
2つ目は、印刷の際に「色の差し替え」ができるということ。
色違いのシールを作る際は、機械にセットしたシール原紙・刷版・抜き型を動かさずに、色(インク)のみを変更して作成することができます。
今回のシールで説明すると、青のシールと赤のシールを一度に印刷して、途中で色(インク)だけ差し替えたということです。
こうすることで、別々のシールを作成するより印刷にかかる作業費用を抑えて作ることができるのです。
※印刷色や使用する機械、デザインによっては、この差し替え方法が使えない場合もあります。
他にも、一度に印刷することによる原紙代の節約等といったこともありますが、以上の2つの理由が作成費用を抑える大きなポイントになります。
シールを作る際には、作成方法次第でコストを抑えることも可能です。
お見積りのご依頼はこちら→http://www.hokutosp.com/seal/form.html