印刷の色数について1
弊社ではお見積りの際に印刷に使用する「色数」をお伺いしております。
なぜかといいますと、印刷に必要になる版の個数や使用する印刷機が変わってくる可能性があるからです。
この2点が変わるとお見積り額がガラッと変わってしまう恐れがあります。
そのため色数はお見積りを取るために非常に大切な情報なのです。
とはいえ、たくさん色を使ってるから何色かわからない、カラー1色だと思っていたら2色印刷といわれたなど
数え方が難しいと思われる方もいらっしゃるかと思います。
そこで今回はその色数と数え方についてご紹介いたします。
カラー印刷ではCMYK(C:シアン、M:マゼンタ、Y:イエロー、K:キープレート(ブラック))のプロセスカラーと呼ばれる4色のインクを1色ずつ重ねて印刷することで色を作ったり、パントーンなどの特色と呼ばれる既に色が出来上がったインクを使用して印刷を行います。
色数とはこの4色と白、特色などから使う色の数のことを指します。
今回はCMYKのみを使用した印刷を例にご説明いたします。
例えばCMYKの4色のなかでシアンのみでデータが作られている場合は色数は1色の1色印刷、シアン、マゼンタで作られている場合は色数は2色の2色印刷、CMYKすべてのインクが使われている場合は4色フルカラー印刷となります。
こちらはCのみ使われているので色数は1色です。
こちらの色はオレンジ1色に見えるので色数は1色かと思いきや
実はMとYが使われているため色数は2色となります。最初に触れた1色だと思ったのに2色といわれた場合はこのようなパターンかと思われます。
この場合版は2版必要です。
一見4色以上使用していそうなデザインですが、実はすべての色をCMYK4色を掛け合わせて作っているためフルカラー4色印刷となり版は4つですみます。
このようにカラフルなデザインを印刷する場合はプロセスカラーで印刷を行った方が版代を抑えることができます。
しかし色をDICやパントーンへ置き換えることにより費用を抑えることができる場合もございます。
色数がわからない場合は一度データを拝見させていただき、印刷方法などをご提案させていただきます。
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