やらないことリストとは
<樋口です。新年明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。
弊社では社員全員が一冊のビジネス本を順番に日替わりで毎朝一人が1項目を朗読します。
社内では「朝礼本」と呼んでいますが、この朝礼本の中で「なるほど。」と感じた内の一つが本日のブログタイトルの内容です。
実際のタイトルは『仕事が速い人はやらない仕事を決め、仕事が遅い人はやることだけを決める』というものでした。
その内容の中に、仕事がなかなか捗らない人は『やらないことリストを作りましょう』という言葉がありました。
この本の著者が実際にリストを作ってみて、仕事が速くなった経験則から説明されています。
『仕事をする上で、その日やその期間でやることリストを作るのは業種を問わず当たり前のことで、みなさん実行されていることでしょう。
ただし、私(著者)もそうですが、几帳面な人ほどやることリストでスケジュールがあふれかえってしまい、結局予定が崩れて次の日に持ち越すか残業になってしまう。』
これは仕事あるあるだと思います。さらに著者は続けます。
『私がここで本当に言いたいこと・大事なことは、「やるべきことリスト」を作ることではありません。ぜひ「やらないことリスト」を作ってほしい、ということです。
「やらないことリスト」とは、その名の通り、自分がついついやってしまうことの中で必要のないことや、それをやめることで大きな時間を生み出すことができることをどんどん列挙していくリストです。
そしてそのリストの一つ一つは完全にやらなくなるまで毎朝見返して昨日はどうだったかを反省し、今日はやらないように頭に繰り返し叩き込んでいます。
私自身が列挙していることはたくさんあるのですが、たとえば・ネットサーフィンをしない・無目的に動画を観ない・読みたくない本を読まない(流し読みで十分)』
とのことです。
たしかに無目的にネットを開いている時間というのは仕事がストップしていますから、もしそれが習慣化してしまっていては仕事が速くなるはずもないと私も思います。
この本には具体例がこれだけしか書かれていませんでしたが、私だったら仕事においては以下4点をやらないことリストに加えると思います。
・仕事の期限を決めない(→つまりは必ず期限を決めて所要時間を逆算する癖をつける)
・時間が空いても何もしない(→仕事のスケジューリングが不十分。前倒しできる仕事は必ずある)
・何か問題が起きた時、自分ひとりだけで悩み続ける(→人に相談する・教えてもらう)
・キャパを超えてまで仕事を引き受ける(→受けない。ミスや遅延がさらなる大きな問題となる可能性がある)
この本の内容を聞いて思ったことは、やることリストは毎日変化していきますが、やらないことリストは最初は増え続けても自身の成長とともに徐々に減らしていくことができるリストだということ。
仕事のスピード・精度を向上させるために、人それぞれのやらないことリストをつくることは組織の活性化にもつながるはずです。
皆さまはいかがでしょうか?