49歳の男性への誕生日プレゼント
<樋口です。
私には親友と呼べる同い年の相手が小学校で出会った1人、中学で1人、高校で1人と、数十年以上の付き合いが続く大切な人が3人います。
齢49になりましたが、この年齢になって3人しかいないという見方もできますが3人もいると考えることもできます。
そもそも親友とは何ぞや?とも考えてみましたが、いろいろ考えた結果『たとえ会話がなくても互いに自然でいれる関係』がなんとなく近いかなと思いました。
その3人の中で最も会う頻度が高いのが高校生時代からの一人です。(とはいえ年に2~3回程度ではありますが)
いつから続いているのかは思い出せないのですが、彼とは毎年互いの誕生日のお祝いで食事会をしています。
いつも近況の報告や他愛のない会話をしつつ、プレゼントを渡しています。
先日私の誕生日の食事会の時にいただいたプレゼントは『スカルプD』でした。育毛剤の。
「自分では買いにいけないでしょ。こういうの」と言っておりました。なかなかユーモアに富んだ実用的なプレゼントを用意してくれました。
さて、彼の誕生月まで残り1か月ほどとなりました。
私も毎年何が良いかいろいろ考えてプレゼントを用意しています。
遠い昔、たしか高校2年か3年生の頃一回だけ、初めて私から渡した誕生日プレゼントはレザーのリングベルト。
大学まで一緒でしたが社会人となり疎遠になった時期がありました。
それから数年間空き、連絡が途絶えていた間に互いに仕事の環境や一人暮らしの場所が東京区内に変わったことなどをきっかけに会うようになりました。
最初に誕生祝いの会をしてくれたのは彼だったと思います。そこから自然と毎年お祝いし合うことが始まりました。
その中で特に覚えているのが15年くらい前の私の誕生日の会でしょうか。プレゼントをいただいた時にふと彼のベルトに目を向けると、かなり経年変化の進んだぼろぼろのベルトをしていました。
私「そのベルト、かなりいい味出てるけど、もうさすがに限界じゃない?(捨てて新しいの買ったら?)」
彼「これ、いろいろ他のベルトも試したけど一番気に入っているから捨てられなくてさ。見てこれ。もう伸びきってここなんかもう少しで切れそうだし」
「どこのブランド?新しいの買え」
「どこのブランドかはわかないんだよね。ブランド名がどこにも書いてないし」
「ノンブランドか。似たようなの探しなよ」
「やっぱり覚えてないのか。これ樋口にもらったやつだよ。」
「??・・そうだっけ・・?」
これは高校生だった時から15年以上も使い続けてくれたことへの驚きと、完全に忘れていた自分への恥ずかしさとで、とても照れくさい感情とともにしっかりと記憶に刻まれているエピソードです。
が、その時私がもらったプレゼントはそこからさらに15年経った今ははっきりと覚えていません。。ビリヤードのキュー(棒)だったか。。
話がそれましたが今度の彼の誕生日プレゼントは何がいいかといろいろ考えました。
これまでありとあらゆるプレゼントを用意しました。でも記憶がある限り同じものにはしたくありません。
記憶を辿ると、マフラー・ハイネックセーター・ソックス・スニーカー・手袋・ブランケット・レインコート・バスローブ・お皿・マグカップ・木製のゴミ箱・トースター・ハイブランドのリップクリーム等など。
こうして見返すと相手の好みを考えて、というよりも自分がその時好きでいいなと思うものばかり選んでいます。むしろそれでいいと思っています。
やはり今回も昔からの自分の趣味である洋服・装飾品の中から選んで決めました。
決めたのは『携帯用のシューホーン』です。
互いに40代最後、まもなく始まる50代へ向けての紳士力向上、大人の嗜みに相応しいアイテムではないかと思いつきました。
こう言って渡そうと思っています。
『たとえ使わなくても、いつも持ち歩いているだけで、もう紳士だから』
後日自分用にも色違いを購入しようと思っています。