メンヒャクの恩恵 偉大な米ブランド
<樋口です。
乾燥の季節になってまいりました。
本日は肌着の話です。私は服が好きですが、外からは見えない肌着のTシャツも好きなものがあります。
『メンヒャク』とタイトルにあります通り、それは綿100%のもの。理由は単純で、化繊の素材は肌が痒くなってしまうのです。
私が30代中盤、約15年くらい前からでしょうか。あのヒートテックを皮切りに機能性下着というものがとても普及していると感じます。
あったか素材のもの、汗を効率的に蒸発させて快適に着用できる夏用素材、ひんやり冷感素材など。その多くが化学繊維や化学繊維混素材です。
世界中のほとんどの方はそれらを身に着けても問題ないからこれだけ売れているのだと思いますが、残念なことに私の肌には合いません。
近年は綿100%であったか素材、ウール×綿の天然繊維100%などいろいろ出てきています。
私はその2種類とも1シーズンずつ試しました。ですが、何かが違いました。綿100%には違いないのだろうけど、綿素材に何かを加工している感触で、化繊ほどではないにしろ痒くなりました。
毎年、これもだめか、あぁこれもだめかと途方に暮れていました。
そんな時に思い出したのです。そもそもなぜ2~3年痒いのを我慢して流行りのヒートテックを着るようになったのだろう?
そう、周囲の友人などの『ヒートテックいいよね』『寒い冬もあったかいよね』という口コミの急速な拡がりによるものだったと思います。
周りのみんなが着ている。だから自分も。ここが落とし穴でした。
よくよく考えて、それまでのヒートテックがなかった冬、普通の下着で寒くて仕方がないということあったっけ?と自問したのでした。
同時にそれまでの肌着って何を着ていたのか?・・・あの赤ロゴの3枚パックTシャツを10代の頃からずっと着ていたのを思い出せました。
Hanes ヘインズ
これです。80年代後半~90年代前半、若者による『渋カジ』ブーム、洗いざらしの白Tシャツに色落ちしたジーンズ、吉田栄作・・・
この洗いざらしの白Tシャツの代名詞がヘインズのパックTシャツでした。
着ると何の変哲もないボックス型のTシャツ。最初は程よい硬さの素材感、洗濯して着こむほどにやわらかく馴染んでくるTシャツ。
当時はアメリカ製の輸入品を購入して着ていたと思いますが、そういえば寒く乾燥した季節も、暑くて汗をかく季節も痒くなることはなかった。
早速ヘインズをネットで検索したところ、私の知らない色々な種類の白Tシャツが展開されていました。現在はアメリカ製ではなくアジア製に変わっているようです。
ビーフィーという厚手のものもあり、これも綿100%。
結果、普段のビジネスシャツの下は普通の半袖パックTにして、真冬だけ厚手のビーフィーの長袖Tを肌着にすることにしました。
過去に紆余曲折の数年間がありましたが、今はヘインズのメンヒャク白Tを肌着にしたことで長い時間を過ごすビジネスタイムをとても快適に過ごせています。