透明シールに印字はできる…?
弊社ではアートに印字をするご注文を多くいただいております。アート以外でもミラコートやユポ、上質などの基材での印字のご依頼もございますが、極稀に透明シールでの印字の可否をお問い合わせいただくことがございます。
結論から申しますと、透明シールに印字は可能です。
そこで今回は、透明シールでの印字工程や仕上がりについてご紹介致します。
今回使用する基材は、「PET透明#50 溶剤強粘着」になります。
アートやユポなど白地のシールに印字の場合はシールとシールの間、つまりシールがある部分とセパレーターだけの部分のドブで送り寸法をセンサーが読み取って印字をしていきます。
しかし透明シールの場合は、シール部分とドブとの境目をセンサーが感知してくれません。
そこで、透明シールに印字をする場合は下図のようにドブにカット穴を開けその穴をセンサーに感知させ印字を行っていきます。
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そして、実際に印字したものがこちらです。
使用したリボンや印圧などの設定につきましては、アートに印字をする設定と同じ設定で行いました。
フォントはゴシック体と明朝体、ポイント数は上から25pt、16pt、8pt、5ptとなっており画像の左右で文字の太さを少し変えております。
8ptくらいまでは印字もしっかり乗り十分視認もできると思いますが、5ptになりますと太い文字は潰れ、細い文字は擦れや欠けが出ます。これは透明シールだからというわけではなく、同じ内容をアートに印字しましても同様の仕上がりになります。
いかがでしょうか?
画像なので見えづらいとは思いますが、アートやユポに印字したものと遜色無く印字できたのではないかと思います。
今回はPET素材の透明シールに印字をしてみましたが、塩ビなど他にも透明シールはございます。
他の透明シールや、透明ではなく特殊な素材のシールでも印字適正があるのかどうか、今後またご紹介していきたいと思います。
透明シールを作成したいとお考えのお客様、ぜひ一度ご相談下さい。
印字での対応が可能かどうかを含め、適切なご提案をさせていただきます。
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