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カタカナ「ヒ」の書き順について

カテゴリー : 瀧の徒然なること2024年05月31日

<瀧です。

ある日ユーチューブで説明系の動画を見ていたとき、ある人がカタカナの「ヒ」の一画目を左から右へ書いていたことに衝撃を受けました。

私はずっと「ヒ」の一画目は右から左へ書くものだと思っていましたし、我が社の社名である「ホクトエスピー」にも使われている「ヒ」を間違うわけがないと考えましたが、念のため調べてみたら驚きの結果が出てきました。

 

 

それは、「ヒ」については書き方が定まっていないということです。

筆順をネットで調べてみても、左からの場合が多かったですが、右からと説明しているサイトもあります。

小学校の教科書では、「ヒ」の1画目は、漢数字の「一」を、左から少し右斜めに上げると教えています。ですが、平成4年までの教科書は出版社によって書き方が分かれていたみたいで、大人でも右から書いている方も多いようです。私もその内の一人です。平成17年に第一画が左からと統一された為、現在の小学校教育では、「ヒ」の一画目を左から書くように教えているようです。

 

じゃあ、現在の教科書が左からと統一されたのであれば、それが正しい答えなのかと思いますが、どうやら一概にそうとはいえない理由があります。

それは、現在でも書道では右から左で教えるのが一般的というものです。たしかに、私も小さかった頃、書道教室に通っていた経験がある為、そのような教えを受けていたのかもしれません。

また、「ヒ」は漢字の「比」の右部分が由来となっているそうです。

ひらがなやカタカナは、漢字がベースとなって形成されておりますが、漢字の一部をくずしたものが多いようです。

字源から考えると、一画目は右から左になりますね。

 

結論としては、正確な答えはなくどちらでも正しいが、硬筆で書くなら左から右が一般的といったところでしょうか。

皆さんは、カタカナの「ヒ」を左から右、右から左、どちらで書いていましたか。