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歴男

カテゴリー : 吉田の徒然なること2024年05月31日
ホクトエスピーブログ

  吉田です。

いきなりですが、私は歴男です。

ガチガチな歴男ではなく、教科書に載っていない細かい出来事や人間関係などは把握しておらず、一般的に知られている史実を少し掘り下げる程度のライトな歴男だと思っています。

 

歴史と言っても、日本史をはじめ世界史や中国史などがありますが、私は断然日本史が好きです。

なぜ日本史が好きになったのかは自分でもわからないのですが、学生の時はそれほど日本史に興味があったわけでもなく、歳を取るにつれテレビドラマや書物の影響で興味を持ち始めたという感じです。

 

私は日本史の中でも、特に「幕末」といわれている時代が好きです。

 

幕末というと、黒船来航に端を発しそれまで鎖国をしていた日本国内の情勢が一気に動き始めます。今まで通り徳川家が政治の中心として君臨し約260年続いた徳川幕府を守りたい幕府軍と、幕府を廃止し開国して天皇を中心とした新しい国の仕組みを作りたい薩長を筆頭にした新政府軍との戦い、いわゆる戊辰戦争が勃発します。

この戦争は、どちらの軍が善者でどちらの軍が悪者ということはなく両軍ともに自軍の志す「正義」のために戦います。

皆さんも聞いたことがあるかと思いますが「勝てば官軍」という言葉があります。正確には「勝てば官軍、負ければ賊軍」なのですが、志はどうであれ勝った者が正義で負けた者が悪者となってしまうという意味です。

この戊辰戦争では、徳川幕府軍が破れ新政府軍の勝利で幕を閉じ、江戸の時代が終わり新時代「明治」を迎えることになります。結果的には新政府軍が官軍で徳川幕府軍が賊軍というわけです。

 

先程も述べましたが両軍ともに自軍の志す正義のために戦ったのに負けた途端に悪者になってしまう…

 

居た堪れない気持ちがある反面、そうやって常に新しい時代を切り開いてきた先人の功績の上に今の我々がいるのも事実です。

 

歴史を語る上で「タラレバ」はつきもので、「もし本能寺の変が起きなかったら…」、「もし関ヶ原の戦いで徳川側が破れていたら…」、「もし坂本龍馬が暗殺されなかったら…」、「もし戊辰戦争で徳川幕府軍が勝利していたら…」など想いを巡らせるのも私にとっては胸アツなポイントになります。。

 

ちなみに、私はこの戊辰戦争で徳川幕府軍の一員として戦った新選組の大ファンです。

新選組について語り始めると止まらなくなりますので、今回は控えさせていただきます。

 

最後に、私が好きな漫画に登場する新選組隊士の劇中でのセリフをご紹介させていただきます。

 

「お前たち維新志士は自分達の力だけで明治を構築したと思っているが、俺達幕府側の人間も敗者という形で明治の構築に人生を賭けた」

 

いやぁ、歴史って本当にいいもんですね