私の考える効率とは
よく「効率よくやりましょう」とか「それはあまりにも非効率だ」なんて言葉を聞きます。
効率はいいに越したことはないので非効率なことはやめましょうというのが一般的な考え方でしょうか。
当然私も非効率より効率的な方がいいと思います。
では、「効率」とは何なのでしょうか。
意味を調べてみますと、「使った労力に対する、得られた成果の割合」だそうです。
ということは、より少ない労力で大きな成果が得られたら、それは「効率がいい」という評価になるのでしょう。
ただ、この「効率」というのは決まったやり方や答えが無いのが難しいところです。
どの案件に対しても決まった動きや思考で対処すれば全て効率よく事が運べるかと言ったら、もちろんそうではありません。
人それぞれ考え方や立場、状況が違いますし自分としては効率がいいと思ってやった事でも周りの人からしたら非効率だと思われることがあるかもしれません。
また、会社という組織に属している以上自分の他にも従業員はいるわけで、自分一人が効率的に動いても周りの従業員が非効率な動きをしていたら、それは会社とってより大きな成果を得るのは難しいと思います。
「効率」ということに対して社員全員が考え、共通の認識で一丸となり事案に当たった時に会社にとって大きな成果や利益をもたらすのではないでしょうか。
私の考える仕事における効率(あくまで私個人の考えです)とは
・自分の能力の把握
・作業スピード+思考能力
・視野の広さ+柔軟性
だと思っております。
まず、自分の能力の把握とは、自分は何が得意で何が不得意なのか。得意なことは作業スピードも早いですし費やす時間や労力も計算ができます。逆に不得意なことは当然作業スピードは遅くなりますし終了時間も見えてきません。しかし、それを把握しているだけでもやるべき仕事の優先順位や計画が立てやすくなり効率的な作業をする上での大事な一歩目だと考えております。
次に、作業スピード+思考能力とは、作業が早いというのは大前提なのですが手を早く動かすのには限界があります。その限界値を少しでも伸ばしてくれるのが思考、つまり常に考えながら仕事をすることだと思います。もちろん、作業が早くても仕事の仕上がりが雑では本末転倒です。いかに早くクオリティーの高い仕事をするか、またそこへの最短ルートを常に考えなければ効率は悪くなると考えております。
最後に、視野の広さ+柔軟性とは、周りの状況をみて自分に出来ることを判断し、固定観念にとらわれず行動できるかです。そこで大事になってくるのが、コミュニケーションによる情報の共有だと思います。一つの案件に対して、複数の人間が色々な形で関わってチームとして連動していますし、そんな案件を同時にいくつも抱えています。チームで動く以上チームワークは非常に重要で、より密なコミュニケーションをとることによって個々の動きや考え方がわかります。お互いを気遣うこともできます。些細な一言で抜群に効率が上がる事はいくらでもあります。また、自分には無かった考え方に気づかされることも多々あります。その時に自分の考えに固執せず「そんなやり方もあったのか」と受け入れられるか、今までのやり方を柔軟に変えられるかもポイントだと考えます。
偉そうに長々と書いてきましたが、これが効率に対する私の考えであり理想です。もちろん、私自身もまだまだ仕事の中で効率化ができてはおりません。
社員全員が効率化に対する共通認識を持って日々の仕事にあたることができれば会社として成長の余地は十分ありますし、「強い会社」になると思います。