木彫作品を見に行ったという話
カテゴリー : 瀧の徒然なること2025年01月31日
先日、渋谷にある松濤美術館で「須田悦弘」展というものが開催されていました。
美術にあまり興味のない私ですが、この美術館では道端で見かけるような草花や雑草を、本物と見紛うほどに精巧に彫った木彫作品が展示されているとのこと。
わざわざ雑草を精巧に彫るということに少し興味が出て入ってみた所、想像以上におもしろい作品が並んでいました。
これは一見ただのスルメですが、精巧に彫られた木彫作品です。干からびて表面が白く粉っぽくなっている所まで見事に彩色されています。
作品は全て実物大で、思いがけない場所にさりげなく展示されていました。
館内にこのような形で無造作に配置されていて、ガラス板や仕切りもないので間違って踏んでしまわないか心配になるほどです。
貸しロッカーの中にも作品がありました。ただの木の枝です。
こちらの金の雑草は見つけるのに少し苦労しました。
なんと屋外に配置されている為、本物の落ち葉や枯れ木といっしょに紛れていました。
こちらの美術館は建物自体も有名なようで、「哲学の建築家」とも評される白井 晟一 (1905~1983)が建築したものだそうです。
石造りのユニークな外観で、神殿の様な雰囲気を出しており少しワクワクしてしまいました。
渋谷の閑静な住宅街の中にあり、隠れ家的な美術館として人気があるようです。
このような形で、前提知識なしで行って作品を探すことから楽しめる、美術初心者の私にピッタリの美術館でした。機会があれば、また別の美術館にも足を運んでみたいです。
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