熱転写リボン
カテゴリー : 吉田 シールのこと2015年11月09日
本日は、弊社でも日ごろ印字で使用しております熱転写リボンについてご説明させていただきます。
熱転写リボンは、用紙の種類や使用環境・用途によって使い分けされます。
大きく分類するとワックス系、セミレジン系、レジン系の3種類に分けられます。
まずワックス系のリボンは、文字通りワックスを主成分としたインク構成で耐擦過性や印字耐性は弱いですが、あらゆる用紙に使用できコストが安いのが特徴です。
適したラベルは上質紙・コート紙等になります。
次にセミレジン系のリボンは、樹脂を主成分としたインク構成でワックスの転写性と樹脂の耐性を組み合わせたものが一般的で、高速性・耐擦過性に優れ印字の品質が高精密・高品位です。
適したラベルはコート紙・合成紙等になります。
最後にレジン系のリボンは、セミレジン系のリボン同様、樹脂を主成分としたインク構成です。また、印字耐性が最大の特徴ですが平滑性のない用紙には不向きなど用紙適正範囲が狭いのも特徴です。
耐擦過性・耐溶剤性・耐熱製に優れています。
適したラベルは合成紙・PET素材等になります。
以上の事を考慮し、お客様に最適なご提案をさせていただきますので、シール印刷同様、印字でのお問い合わせもお待ちしております。
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