デカール
カテゴリー : 吉田 シールのこと2015年11月27日
今回は半分仕事、半分趣味の話をさせていただこうと思います。
私はプラモデルが好きでよく作ります。
ペーパーをかけて、塗装して、組み上げていよいよ最終段階になった時に、細部のディテールをよりリアルにする為にデカール(水転写デカール・水スライド式デカール)なるものをプラモデルに貼っていきます。
さて、このデカールとは何なのか?
シールとは違うのか?
と、ふと疑問に思った事があり調べました。
簡単に言ってしまえばデカールもシールの一種で、水で濡らした後台紙からスライドさせ貼付させます。
台紙の上にデカール本体であるインク層が乗っており、台紙自体は表面に水溶性の糊を塗布した吸水性の良い紙で出来ており、インクの表面は透明な皮膜状のフィルムで補強されているそうです。
また、日本ではプラモデル等の手書きでは難しいマーキングを再現するためのものをデカールと呼ぶ事が多いそうです。
デカールは、一般のシールに比べて厚さが薄くプラモデルに貼った時に周囲との段差が少なく曲面に馴染ませて貼る事が可能なので、「ここにシール貼ってます!」って感じにならず元々プリントしてあったかのような仕上がりにする事も可能です。
ただ、デメリットもあり、薄い分すぐ破れたり面積の大きいデカールはなかなか貼り辛かったりと面倒な部分はありますが、それも含めてプラモデルだと思っています。
私個人の意見ですが、何種類かあるデカールの中でも、水転写デカールがプラモデルに一番貼りやすいし仕上がりも綺麗だと思います。
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