透明シール印刷時の注意点 ※『白おさえ』とは
カテゴリー : 樋口 シールのこと2016年01月21日
<樋口です。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
本日は透明素材のシールに印刷する際の注意点についてご説明いたします。
透明のシール・ステッカー素材には透明エンビと透明PETの2種類があります。
一般的に透明エンビは80ミクロン、透明PETは25ミクロンと50ミクロンの厚みがあります。
エンビはやわらかく湾曲面にも貼りやすく、PETはエンビよりも固くて耐久性がある、と覚えていただくとよいと思います。
さて、弊社のロゴステッカーを透明シールで作成しようとしたときに、データ上では青1色ですが、実際には2色で印刷する場合があります。具体的には青1色のインクの下に白インクを印刷するというものです。
透明シールに印刷する場合、金や銀の特色と黒を除き、弊社のロゴの青はそのまま1色で印刷するとインク自体も透過性があるため、貼る場所の色を透過してしまいます。
仮に青い色の箱にこの青1色の弊社ロゴシールを貼ったら、ロゴが見えにくくなりますし、他にも黄色い箱に貼ったらロゴの色が緑色に変わって見えるでしょう。
白い箱に貼った場合のみ、綺麗に青が表現できます。これと同じように青インクの下に白地を作って、青がきちんと見えるように重ね印刷することを私どもでは『白おさえ』と言います。白も1色としてカウントしますので合計2色となります。
他にもドアガラスに貼るステッカーやアテンションシールなど、ある意味空中で見られることになる広告的なステッカーは白おさえしないと絵柄が見えにくくなってしまいます。
透明シールの印刷について、詳しくはこちら http://www.hokutosp.com/seal/toumei.html
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