『裏ネズ』、『裏銀』とは
カテゴリー : 樋口 シールのこと2016年05月06日
さて、タイトルにあります、『裏ネズ』『裏銀』とは何かご存知の方はいらっしゃいますか?
シール印刷業界でよく用いる基本用語なのですが、これは訂正シールのことを指しています。
パンフレットや封筒など、誤植の訂正や社名・住所等の変更をしたいときにこの訂正用シールが有用です。
訂正シールのタック素材には上質訂正用、アート訂正用、ミラコート訂正用、マットコート訂正用、ユポ訂正用などがありますが、すべての訂正用タック紙は糊面がグレーに着色してあります。
このグレー糊により、貼った後に下地が透けて見えない仕様になっているのです。
訂正用でないタック素材の糊は透明なので、普通のタック紙を貼っても下地が白紙を通して透けて見えてしまいます。
こちらの写真は左がアート訂正用強粘着、右がアート訂正用弱粘再剥離です。
糊面はそれぞれ、左のアート訂正用強粘着はねずみ色(グレー)、右のアート訂正用弱粘再剥離は銀色に見えます。
このことから、裏ネズ、裏銀と呼ばれることになったのだと思います。
ちなみに、アート訂正用再剥離ではなく、普通の訂正用も裏銀と呼ばれる習慣もあるため、私共はお打ち合わ時にきちんとお客様と確認するようにしております。
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